【老朽機もここまで進化!安全性・清潔性を追求した更新事例】MarkⅢβ

医薬中間物、農薬原体・中間物、機能性中間物、染料・顔料中間物、界面活性剤などの製造・販売を行っているS社様より、古い機械の更新についてお問い合わせをいただきました。
「古い機械のままではなく、最新の技術を取り入れたい」とのご相談を受け、仕様の打ち合わせを重ねた結果、当社にてご注文をいただきました。

当社の遠心分離機をご採用いただいたことで、インターロック機能などを含めた安全対策を強化し、より安全でクリーンな機械へと生まれ変わったと、大変ご満足いただいています。

【POINT】

【POINT① 機械材質の変更】

もともとの既設機の接液部はテフロンライニング製でした。
しかし、長年の使用により経年劣化が見られたため、今回はHC22相当材へ変更しました。

従来、オペレーターの方々から「テフロンライニングは傷が付きやすく、扱いが繊細」という声がありましたが、この変更によりその課題が軽減され、使いやすくなったとのことです。


【POINT② 細部構造の改善】

主軸内部も技術の進歩により、より摩耗や劣化がしにくい構造へとマイナーチェンジを実施。
さらに、細部まできめ細かな改良を加えています。

・ケーシングカバーボルト穴に腐食対策としてSUSパイプを追加
 (洗浄時にカバーを吊り上げる機会が多く、SSボルトでは腐食しやすいため)

・ケーシングカバーのボルト穴を極力減らし、スタッドボルト仕様に変更
 (外部からの液だれがあっても、腐食しにくい構造に改良)


【POINT③ 掻取装置のINV(インバータ)化】

既設機は油圧駆動の掻取装置でしたが、今回はインバータ駆動方式へ変更しました。
油圧を使用しないことで、よりクリーンな環境を実現。さらに、インバータ制御により多段設定や一時停止などの精密な運転制御も可能となりました。
操作盤も改良し、より柔軟な運転設定ができる仕様となっています。


【まとめ】

「レトロな機械を最新の技術で再生する」それが松本機械の得意分野です。
安全性・清潔性・操作性を兼ね備えた改良で、これからもお客様の現場に最適な遠心分離機をお届けします。

納入企業様

医薬中間物、農薬原体・中間物などのメーカーのS社様

納入機器

納入したMARKⅢβ


 

機種別、業種別納入事例まとめ


 

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