O社様(ポリエチレン・ポリプロピレン製品や光学機能性フィルム、パーティクルボードや加工合板などの製造販売、木材加工、宅地造成や建築事業など幅広く展開)より、ラボ用遠心分離機のお問い合わせをいただきました。
「ラボ用なのでさまざまな検証ができ、さらに安全対策もしっかり取れる機械を探している」とのご要望を受け、仕様打合せを重ねた結果、弊社にて受注いたしました。
実際に当社の遠心分離機を導入いただいたところ、それまで自然沈降などで対応していた作業が、分離機の使用によって格段にスピードアップ。さらに処理できる内容も増え、大変ご満足いただけました。
POINT
各インターロック
近年はインターロック機構を重視するユーザー様が増えています。
ヒューマンエラーは避けられないため、万一の際にも安全を守るために二重三重のロックが必要です。今回は以下3点の対策を施しました。
Ⅰ. ケーシング閉端リミットスイッチ
→ ケーシングが閉じていなければバスケットは回転しない。
Ⅱ. 天蓋エアーロックシリンダー
→ 回転数ゼロを検知しないとケーシングが開かない=回転体に接触できない。
Ⅲ. ケーシング開閉装置へのバランサー取付
→ 万一、開閉操作時に手や腕が機内に残っていても、バランサーのトルク制御によって急に倒れてこない。
ハイブリッド仕様
小型の機械はラボ用途で多目的に使われることが多いため、通常の固液分離に加えて液抜けの悪い製品にも対応できるよう、設計段階から手動スキミング装置を採用しました。
これにより沈降分離にも対応可能となり、用途の幅を大きく広げることができます。
※手動スキミング装置とは…
沈降分離では、回転体内で比重の大きい固体が中心側に集まり、その外側に水分がたまります。この水分をスキミング装置で吸引・除去することで、固体のみを回転体内に残す分離手法です。
納入企業様
O社様
納入機種
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