【研究開発をもっと快適に!進化したラボ用遠心分離機】LAC Type-E

原薬中間体製造のC社様より、「従来のLAC型をベースに、研究開発用途に適したオプションや付帯設備を取り付けた仕様を製作できないか」とご相談をいただき、弊社からLAC Type-E型をご提案しました。

従来のLAC型は、少量で実機と同様の濾過方式を再現できる構造や、濾過状況の観察、扱いやすさなど、多くの点で高い評価をいただいていました。しかし、濾液受器は別途準備が必要であったり、回転数設定を手動で行うため条件の再現に調整が必要であったりと、改善の余地もありました。

そこで弊社は、既存のLAC型をさらに研究開発で活用しやすくするため、さまざまなオプションを追加したType-E型を新たに開発し、C社様へ納品しました。

給液のばらつきを防ぐため、バッファタンクとして5Lの給液タンクを設置し、手動バルブで定量的な供給を実現しました。濾過構造は従来型と同様で、濾液は台車下部に設置した20L濾液タンクに排出されます。濾液量は側面の液面計で確認でき、よりスムーズな作業が可能となりました。配管接続には扱いやすいヘルールを採用し、濾液ラインのフレキシブルホースを外すことでサンプリングも容易になっています。

機械本体はSUS製または新登場のアルミ製台車に、すべての機器・付帯装置を搭載しました。濾液タンクは引き出し式で、満杯になっても容易に排出できます。

さらに電子制御も大幅に改良し、制御盤上部に小型タッチパネルを搭載しました。遠心効果を入力することで回転数を計算し、自動で加減速が可能に。3段階までの速度設定にも対応し、試験中の速度変更も簡単に行えるようになりました。

LAC-2000 typeE

【POINT】

操作しやすくコンパクト

➀外装はALLステンレス製

制御盤を機器に取付し操作しやすくなりました。

全体として研究者の方が作業しやすいように高さ等も工夫しております。

②LAC上部に小型のスラリータンクを装着

重力でスラリーを給液するため、特段ポンプ等は不要となり、機器全体がコンパクトになっております。

③モジュール化・台車付

台車にすべての装置・付帯装置を搭載。100V電源があれば、どこでも研究開発ラボに。
給液タンク・濾液タンクの設置で作業環境の改善と効率化を実現。

※廃棄しやすいように個別に台車に乗せております

④従来のボリューム制御からタッチパネル型へ進化

設定した遠心効果や回転数に基づき自動で加減速し、試験条件の標準化に貢献。

納入企業様

医薬品製造販売のD社様

医薬品 薬

納入機器


 

機種別、業種別納入事例まとめ


 

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