医薬品製造販売事業を行うU社様より、新製品案件にあたり「遠心分離機内の温度をできるだけ下げたい」とのご相談をいただき、仕様打ち合わせを重ねた結果、ご注文をいただきました。
ご注文までの経緯
遠心分離機(MARKⅢ型)の主軸内部にはベアリングが設置されています。連続運転を行うと主軸部の表面温度が上昇しますが、お客様の製品によっては、この高温によって主軸に付着した結晶が変色や性質変化を起こす場合があります。そのため、お客様より温度上昇対策のご要望をいただき、主軸部のベアリングボックスを二重構造にする仕様を採用しました。
この二重構造ベアリングボックスには、必要に応じて冷風を通せる機構を設け、接液部表面温度の上昇を抑えることで、お客様の製品品質への影響を防止しています。
【POINT】
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1.ベアリングボックスの二重構造化
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2.冷風を通せる構造で温度調整が可能
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3.機内洗浄の効率化を図り、ケーシング開閉機構を搭載
今回は42×24サイズで、動力は油圧ユニットではなく小型エアポンプを採用。省スペース化を実現。
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4.掻取装置に、ウェットケーキ剥離用スクリューとN₂ブローを併設
納入企業様
医薬品メーカーのU社様
納入機器
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