【残ケーキを残すことなく、毎バッチクリーンな状態で全量回収&生産したい】FLOWM

【残ケーキを残すことなく、毎バッチクリーンな状態で全量回収&生産したい】

医薬品及びその中間体の製造、その他受託合成をされているO社様から新しいプラントの増設があり、遠心分離機に関して「薬価の高い製品なので全量回収したい+意匠性にこだわりたい」とのご相談をいただき仕様打合せ等を重ね、全量回収型遠心分離機FLOWMのご注文を頂きました。

元々海外製の遠心分離機をご使用しておられましたが、やはり
・海外製の為、何か起こった際にすぐに対処できない&してくれない
・仕様の話でも、細かなディティールが伝わらず一部思い通りの仕様になっていない
高価な製品に対して、上記のリスクを負いながら生産を続けておられたため、国内で唯一全量回収型遠心分離機の取り扱いがある、弊社へお声かけを頂きました。

弊社であれば上記2点の懸念事項は十二分に回避できるため、テストを実施、問題ないことを確認してご注文を頂きました。

POINT

結晶の全量回収

バスケットを出し入れ可能な構造とすることで、今までの自動型遠心分離機では成し得なかった、全量回収を実現。

処理量の増大、残ケーキがないことによる濾過性のUPに寄与致します。

 

高い遠心効果

縦型遠心分離機に比べ、高い遠心効果を実現可能です。

濾過時間の短縮や、縦型では分離できなかった処理物にも対応できる可能性があります。

・縦型:800G程度

・FLOWM:1500~900G程度

精密な重量管理

重量を測定できるロードセルを基本4点、通常仕様で搭載。

これにより緻密な液量計算が可能となり製品の安定供給に繋がります。

洗浄、洗浄確認が容易

バスケット内やケーシング内を確認する為に、開閉装置を取り付けておりますが動力不要なため、オペレーターの方が手で簡単に開閉作業を行うことが可能です。

ケーシングをオープンにするとバスケットが目の前にあるため、洗浄、洗浄確認がしやすくなっています
また、全てのプロセスエリアにデッドスペースがないため液溜りのない構造により内部点検がしやすくなっています。

横型遠心分離機 目視確認 洗浄確認 JMP

CIP洗浄/浸漬洗浄

スプレーノズルで機内の洗浄を全自動で行うことが可能です。

各スプレーノズルは機内をくまなく洗浄できるように配置されております。

また、浸漬洗浄を行うことが可能です。CIPと同時に行うことでより理想的な洗浄が実現可能です。

浸漬洗浄時はバスケット内を満水にする必要はなく、バスケットを回転させながら洗浄することで、半分程度の洗浄液量にて浸漬洗浄が可能となります。

機内CIP洗浄

CIP洗浄用ノズル

CIP洗浄

CIP洗浄中のイメージ

浸漬洗浄

浸漬洗浄のイメージ

ろ過材の取替作業が容易

ケーシングをオープンにするとバスケットが目の前にあるため、ろ過材の取替も簡単に行うことができます。

作業環境が常にクリーン

全ての運転が密閉中で行われるため、溶媒やガスにオペレーターが接触しないので作業環境をクリーンに保つことができます。
また、駆動部とプロセス部を壁で隔つことで駆動部をクリーンルーム外に置くことができる為、クリーンルーム内で異物が発生しません

クリーンルーム内の設置面積が小さい

駆動部分と製造部分を壁で隔てられるため、プロセスエリアのみをクリーンルーム内に設置し、駆動部分をクリーンルーム外に出すことでクリーンルーム内の設置面積が小さくできます。

JMPクリーンルームの中と外とを隔離する説明画像

機械内部がシンプル

給液ラインと洗浄ラインが1ラインとなり、ロードセルの為満杯検知器が不要かつ全量回収構造で掻取装置が不要の為、機械内部が非常にシンプルです。

上記から各パーツの洗浄が容易なこと、機械部品点数が少なくランニングコスト削減に寄与します。

液だれなし

構造上液だれがないので、処理したケーキや次工程の装置に濾過液が混じることがなく製品クオリティの安定化に繋がります

掻取装置が不要

従来の全自動排出型分離機では、結晶回収のために掻取装置が必要でしたが今FLOWMは掻取装置がなく、掻取工程が不要な為に工程短縮に寄与します。

納入企業様

医薬品製造メーカー O社様

納入遠心分離機


 

機種別、業種別納入事例まとめ


 

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