どのように濾過されているか随時濾過状況を把握したい
化学品メーカーH社様から「様々な試料でテストを行う中で、濾過の時間ごとの状況を把握したい」とのお話があり、研究開発用遠心分離機のLACをご採用いただきました。
当社の遠心分離機をお使いいただいた結果、ろ過状況が目視できるため、ご要望であった濾過の時間ごとの状況を把握ができるようになり、ろ過分離テストの効率がUPいたしました。
従来の遠心分離機の濾過テストでは上部排出遠心分離機KM型の小型モデルをご使用いただいておりました。
しかし、KM型では濾過の途中が見えず、濾過が失敗した場合でも濾過途中でどのような現象が起こっているかの把握が難しく、改善や対策に時間を要していました。
今回ご採用いただいたLACではバスケット上部が透明で、さらにケーシングに窓をつけることによりストロボ効果で濾過途中の液面、ケーキ(結晶)の厚みを計測、液体がケーキ層を通って抜けて行く様子などを観察することができ、濾過状況を把握できるようになりました。
時間経過に伴う濾過状況が見えることにより、テストから改善までの速度が早くなりテスト時間の短縮につながりました。
POINT
薄型バスケット
バスケットが薄いため、少量の試料でも実生産を想定したろ過抵抗でケーク厚みをつけてテストが可能です。
透明バスケット
遠心分離機の上部から濾過過程が目視できるため、ろ過の速度やろ過が想定通りに進まなかった場合にも原因の特定がしやすく実験時間の短縮につながります。
濾過テストの様子はこちらからご覧ください。(動画は旧タイプでの濾過実験映像です)
納入企業様
化学品メーカーH社様
納入機器
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