【外注品を内製化!スペース制限に対応した遠心分離機】KMβ

金属加工油の製造を行っているY社様より、「これまで外注していた製品を社内で製造できるようにしたい」とのご相談をいただきました。弊社ではろ過テストや仕様打ち合わせを重ねた結果、受注をいただくこととなりました。

当初は、底部排出型での全自動運転をご希望されていましたが、建屋の制約により設置可能なのは上部排出型のみ。そこで、結晶の排出を除く全工程を自動化した半自動仕様でご提案しました。

ご採用いただいたKMN

POINT

オーバーフィード防止装置(自動式)
遠心分離機のバスケット内に検知軸を設け、給液工程時にスラリーがあふれないよう制御します。
上排型では手動運転が主流のため、通常はこの装置は付属しませんが、今回は給液工程を自動化するために追加しました。


バスケット底フラット仕様
バスケットの底部をフラット構造にすることで、主軸との嵌合が浅くなり、ケーシングカバーを開けた際にバスケット底面までしっかりと洗浄できる構造となっています。
ただし、嵌合が浅く重心が高くなるため、濾過性の高い製品を処理する際には振動が大きくなる可能性があります。
導入前にテストを実施し、濾過性を確認したうえでの選定をおすすめします。

バスケットフラット


開閉バランサー
機械サイズが大きくなると天蓋部も重くなり、オペレーター1名での開閉が困難になるケースがあります。
そのため、開閉部にバランサーを取り付けることで、少ない力で天蓋の開閉が可能となり、作業効率と安全性が大幅に向上します。


天蓋ロックシリンダー
回転中の誤操作による事故を防ぐため、回転数がゼロになるまで天蓋を開けられないようエアシリンダーでロックをかける安全装置を搭載しています。


ご要望に応じたカスタマイズに対応

松本機械では、設置環境や運転条件に応じて仕様を柔軟にカスタマイズ可能です。

「スペースが限られていて自動化できないのでは…」という不安も、ぜひ一度ご相談ください。

お客様の課題解決を全力でサポートします!

納入企業様

金属加工油メーカーのY社様

納入機種

ご採用いただいたKMβ


 

機種別、業種別納入事例まとめ


 

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