オイルレスでケーシングを開閉させたい。しっかりとインターロックも付けたい
数多くの化学品等を製作しているメーカーのK社様から「試作用の遠心分離機が欲しく、マルチで使用することからケーシング開閉を簡単にできて機械が洗浄しやすい仕様かつ、しっかりインターロックが組んでいる遠心分離機があれば有難い」とのご相談をいただき、「ケーシング開閉装置(ハンドル式)」「各インターロック機能」「天蓋ロックシリンダー」搭載の遠心分離機でのご提案、納入させていただきました。
当社の遠心分離機をお使いいただいた結果、今まで製品切替の度にケーシングを重量物作業で吊り出して洗浄を行っていたものが、数十秒で済む程度となり時間及び費用、作業性もかなり改善されたとのことです。
何よりオペレーターの方からは、作業的に大変な事が減ったということで、かなり重宝されていると伺っております。また、今回は機械サイズ的に油圧駆動ではなく減速機を用いた、手動式開閉装置を採用させて頂きました。
こちらはオイルレスな開閉装置になり、クリーンルーム等でも難なくご使用頂けます。
更に上部排出式の場合は、手軽な機械という印象からインターロックという安全装置を設置されない場合もありますが、今回はユーザー様のご要望により数多くのインターロックを組ませて頂くことにより、より安全性に特化した遠心分離機が完成しました。
よりオペレーターの方への安全性に寄与した遠心分離機としてお喜びの声をいただいております。
POINT
ケーシング開閉機構(ハンドル開閉仕様)
機内洗浄の際に通常はケーシング(遠心分離機の外側部分)を吊り出さないと洗うことは難しいのですが、これを油圧シリンダー等を用いて吊り出しなしで洗えるように出来るオプションです。
駆動については、油圧・電動・手動と様々ありますが今回の例の用に機械サイズによっては手動開閉を採用でき、動力が必要ないケースもあります。
(写真はケーシング電動開閉式)
(自動で開閉、オイルレス)
各インターロック
① ケーシングが閉じていないと、運転できない(リミットスイッチにて検知)
② 天蓋が閉じていないと運転できない(リミットスイッチにて検知)
③ 機械が異常振動を起こすと、緊急停止する(異常振動装置にて検知)
④ 天蓋ロックシリンダー採用
→天蓋にロックシリンダーを搭載し、機械が運転している間はシリンダーが伸びているので物理的に天蓋が開かないようにします。
検知自体は回転数にて検知します。
上記のようなインターロックを搭載することにより、危険な状況下での運転を防止し、オペレーターの安全を守ることが可能です。
納入企業様
化学メーカーK社様
納入機種
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