地方の食品会社S社様より、新製品の検討にあたりご相談をいただきました。
「ある海藻などから取れる成分をパウダーにして販売したい。その際に藻類と液を効率的に分けるために遠心分離機を使いたい」とのご要望でした。仕様打合せを重ねた結果、弊社にてご注文をいただきました。
当初は自然沈降や吸引濾過によるテストをされていましたが、生産化にあたり処理時間の長さに課題を感じておられました。特に粒径が非常に細かいため、濾過時間がかかっていたのです。
そこで弊社では、初めて「通気量1cc/min/cm²」という極めて低透過性の濾布を採用。遠心力の調整により目詰まりを防ぎながら脱水に成功しました。
その結果、自然沈降や吸引濾過と比べて圧倒的に速い脱水処理が可能となりました。

遠心分離機KMβ
【POINT】
濾布の選定
固液分離において、機械性能と同じくらい重要になるのが濾材の選定です。
弊社では標準仕様として濾布を採用していますが、今回は「1cc/min/cm²」という非常に目の細かい濾布を使用しました。
(粒径で数μmレベルの微細な成分も保持可能。ただし物性に依存します)
その他、金属フィルターなどの取り扱いもございます。
納入企業様
食品メーカー S社様
納入遠心分離機
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