弊社の底部排出型遠心分離機をご使用中のN社様を定期的に訪問した際、同じフロアで、すでに事業を撤退した某メーカーの遠心分離機を使用されていることに気づきました。
お話を伺う中で、そのメーカーがすでに事業を撤退していることをご存じなかったご様子で、弊社製品への更新についてご相談をいただきました。
実際に現場を拝見したところ、
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「機械上部のスペースが狭く、作業効率が悪い」
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「メンテナンススペースも十分でなく、オーバーホール時に大掛かりな作業が必要になる」
という課題があることが分かりました。そこで、これらの課題を解決できるよう、改善に向けた打ち合わせを行いました。
【ユーザー様のご希望】
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作業効率は上げたいが、機械サイズや遠心効果などの基本条件は変えたくない
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狭いスペースでもオーバーホールを実施できるよう改良したい
【POINT】
① 掻き取り装置のインバーター(INV)駆動対応
既設機では手動ハンドルによるスクレーパー操作でしたが、弊社ではインバーター駆動による自動化が可能です。
スクレーパーの動作スピードも周波数によって調整可能なため、基本仕様を変えることなく、作業効率を向上させることができました。
② ケーシングカバーのフランジ構造化
従来の構造では、ケーシングプレートを取り外さなければオーバーホールができない設計となっており、上部スペースの狭さから作業が困難でした。
そこで、ケーシングカバーをフランジ止め構造に変更することで、プレートを外す必要がなくなり、狭い空間でも容易にオーバーホールを行えるようになりました。
これらの提案により、N社様からはお喜びの声をいただきました。
お客様の課題に寄り添い、最適な改善策をご提案することで、今後も安心してご使用いただける設備環境の実現を目指してまいります。
納入企業様
原薬・中間体製造の製薬会社のN社様
納入遠心分離機
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