【難濾過スラリーへの挑戦:ケーキ厚と濾過速度の課題をスキミング装置で解決!】MARKⅢβ

 

食品メーカーのB社様より、
「ケーキが厚くなると濾過速度が低下する問題を改善したい」
というご要望をいただきました。

製品に不要な固形分を、スラリー内の液分から遠心分離により除去したいというニーズがありました。しかし、濾布を用いて脱水を行うと、ケーキが厚くなるにつれて濾過速度が大幅に低下してしまうという課題が発生していました。

事前の濾過テストにより、時間をかければ遠心分離濾過は可能であることが確認できましたが、処理量が多いため、作業効率を考慮して「濾過時間の短縮」が強く求められました。

この課題に対し、当社では新たなアプローチとして、通常の遠心分離脱水に加えて「スキミング装置」を併用する提案を行いました。
具体的には、MARKⅢβ60×40+M型にスキミング装置を追加。まず上澄み液をスキミングで回収し、スキミングで回収しきれなかったスラリーのみを濾布で濾過脱水する仕組みです。

この改良により、濾布による負荷が軽減され、全体の濾過時間が大幅に短縮されました。B社様内でも非常に高く評価され、他の機種にもスキミング装置を導入したいというご意見をいただいております。

【POINT】

有孔壁バスケットに、通常は無孔壁バスケット用として用いられるスキミング装置を組み合わせることで、濾過性の悪いスラリーの脱水時間を大幅に短縮することができました。

 

納入企業様

食品メーカーのB社様

食品イメージ

納入機器

納入したMARKⅢβ


 

機種別、業種別納入事例まとめ


 

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