【化学工場の予兆保全に最適な温度管理法】MARKⅢα

【化学工場の予兆保全に最適な温度管理法】MARKⅢα

ファインケミカル製造会社G社様から、遠心分離機の主軸部温度管理についてのご相談をいただき、弊社MARKⅢα48×30+M型およびオプションを提案し、採用いただきました。

近年、化学工場設備の保全において、予防保全から予兆保全へのシフトが進んでいます。老朽化した設備も多い中、各工場では限られたコストを計画的かつ合理的に投資する必要があります。機器の多いユーザー様では、設備の維持にコストがかかるケースも多数あり、メンテナンスのタイミングを機器の計器などで把握できれば、適切なタイミングで対応できるとのニーズがあります。

さらに、今回は主軸部の油潤滑方式を提案させていただきました。一般的にはグリス潤滑が行われていますが、遠心分離機初期からの油潤滑方式は発熱量が少なく、ベアリングなどの回転部品の劣化を低減できるメリットがあります。構造上、上部から下部に循環する方式で、冷却された新鮮なオイルが回転中に潤滑されるため、機械保護に優れた性能を発揮します。

弊社では、遠心分離機の基幹部品である主軸部の温度をトレンドで管理できる温度計をオプション仕様として提供しています。遠心分離機は回転機器であるため、回転中の主軸部ベアリングは温度が上昇します。機器に異常が生じている場合、主軸部は滑らかに回転できないため、温度が上昇する傾向があります。

この温度をトレンドで把握し、設定された数値を超えた場合はブザーで異常を知らせることができます。軽度の故障と重度の故障の2つの基準温度を設けることで、異常の段階を分けることができます。また、温度計は防爆地域対応となっており、化学工場や製薬工場など危険物を扱うユーザー様でも使用できます。

 

上部駆動底部排出遠心分離機MARK3

ご提案した上部駆動底部排出遠心分離機MARKⅢα

【POINT】

主軸部油潤滑方式

弊社では、主軸部の潤滑を作動油の循環方式で設計しております。これにより、機器の長寿命化と発熱の低減が実現可能です。
※なお、MARKⅢβには対応しておりませんのでご了承ください。

温度計(防爆対応品)

主軸の上部および下部の温度をトレンドで感知し、信号の入出力が可能な温度計を提供しております。設定された温度を超えた場合には、信号を出力して異常をお知らせします。

 

 納入企業様

ファインケミカルの製造をされておられるG社様

 

 

納入遠心分離機

上部駆動底部排出遠心分離機MARK3


 

機種別、業種別納入事例まとめ


 

遠心分離機に関するご相談、ご質問、お問い合わせは遠心分離機のパイオニアメーカー松本機械販売までお気軽にご連絡くださいませ。

お問い合わせフォーム