機能性樹脂を製造されているS社様より、研究開発用途に適した卓上サイズの遠心分離機を導入したいというご相談をいただきました。
同社ではすでに30吋相当の分離機を保有されていますが、テスト用には何百~何千リットルものスラリーを準備する必要があり、コストパフォーマンスの面で課題を感じておられました。
そこで、まずは少量スラリーでろ過の可否を見極めることができる遠心分離機をご所望。
また、将来的には本生産に向けた小型分離機の導入も視野に入れており、段階的に検証・テストができる環境づくりをご希望でした。
実際に使用してみたところ、スラリーを作成する時間が大幅に短縮され、作業効率が格段に向上。大変ご満足いただけました。
納入したLAC
【POINT】
給液、脱液工程時の可視化
ケーシング上部に2か所サイトグラスを標準装備。
遠心機内の分離工程を目視にて確認が可能。
濾過状況が目視で確認できる透明バスケットですので、遠心分離途中のデータログも可能です。
装置本体の小型化
卓上遠心機となり、機械の小型化を実現(高さ、横幅共に約450㎜前後)。
設置場所を選ばずに稼働することが可能です。
試料サイズに応じた柔軟な対応
検討当初は2000mlサイズと400mlサイズのどちらにするか悩まれていましたが、2000mlサイズをベースに400ml用の部品を追加する構成をご提案。これにより、単価が高く少量しか製造できないスラリーにも柔軟に対応できるようになりました。
洗浄性に配慮した構造
ケーシングを手動で開閉でき、バスケットカバーがガラスの為、容易に全体の目視確認が可能。各パーツも簡単に脱着可能の為、オペレーターの作業時間及び負担を大幅に軽減。
設置場所を選ばず使用が可能。
100V電源にて駆動。
通常の家庭用コンセントにて稼働可能。設置場所を選びません。
濾過テストの様子はこちらからご覧ください。(動画は旧タイプでの濾過実験映像です)
納入企業様
機能性樹脂メーカーS社様
納入機器
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