自動運転で製品切り替えのために洗いやすくしたい
原薬・中間体製造の製薬会社のF社様から「自動運転可能であり、品目切替の際の洗浄効率の向上や洗浄確認を効率的に確実に実施できるようにしたい」とのご相談を頂きました。
原薬・中間体製造の現場や、受託製造の現場では品目切替の際の洗浄効率や、確実な洗浄確認が近年より求められています。
自動運転可能の遠心分離機では、標準仕様ではデッドスペースが生まれてしまいます。
弊社DMNβ型では開閉装置とバスケットリフトアップ装置を組みあわせることで底部排出型のデッドスペースを極力排除可能となっております。
結晶の付着し易いバスケット底裏面や主軸とバスケットの嵌りこみ部など通常目視不可の場所もオペレーターの方が簡単にアクセスし、洗浄や目視確認・スワブ検査が可能なモデルとなっております。
また、リフトアップと合わせて山型バスケットを使用する事で、重心位置が下がる為、標準のフラット型と比較して低振動に抑える事が可能です
当社の遠心分離機をご採用頂いたことで、オペレーターの作業軽減や、洗浄時間の短縮、振動も少なくなったとの事で高い評価を頂いております。
【POINT】
ケーシング開閉機構
ケーシングを開閉式にすることによりバスケットがオープンになり、遠心分離機のケーシング内及びバスケット全体、付属機器等を細部まで洗浄することができます。
また、クリーンルームではオイルミストを出さない電動駆動の開閉装置を採用する事で、よりクリーンな環境での生産をサポートいたします。
機内CIP洗浄機構
機械内部のほぼすべての箇所に洗浄液が噴射可能です。
スプレーボールの材質も接液部材質に合わせ製作が可能です。
バスケットリフトアップ
バスケットが上がることによって、ケーシング内部及びバスケット底の 洗浄が容易に出来、オペレーターの負担軽減並びに品質向上に貢献致します。
自動底部排出型遠心分離機は結晶排出口付近やバスケット底部の裏面に結晶が溜まりやすくなります。
そのため品目切替の際、クロスコンタミに繋がってしまうリスクが上がりますが、リフトアップ機構をご使用頂ければ切替時の洗浄・洗浄確認をより短縮することが可能です。
納入企業様
原薬・中間体製造の製薬会社のF社様
納入遠心分離機
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