・掻取装置で掻き取られたケーキ(結晶)はバスケット底部に設けられた環状の溝(凹部)に集められ、溝に挿入されているパイプを通して機外に吸引、排出され、容器又は乾燥機等にそのまま搬送されます。
・ケーキ排出用パイプはストレートなパイプで、その開口部はバスケット底部に向いています。このため、原液給液中にそのミスト等がパイプ内に入ることが無く、洗浄も容易なため、クリーンな結晶を回収することができ、製品へのコンタミがありません。
・掻取装置によるケーキの掻取量が、吸引パイプでの排出量より多い場合、パイプ開口部は結晶中に埋もれることになりますが、当機ではこの様な場合でも、バスケットが回転すると、結晶はパイプでかき分けられる形となり、パイプの後方には結晶のない空隙が常に生じ、この空隙を通って吸引パイプには適当な量の空気が常に供給されることになります。そのためパイプは閉塞することなく、溝部に集められた結晶をスムーズに吸引することができます。
・ケーシングを開閉することで洗浄を簡単に行うことができます。
・作業中のオペレーターの安全を守ります。松本機械の遠心分離機はケーシングが上部に90°まで上がるため、もしもの時にもオペレーターの安全を確保できます。
・洗浄時間の短縮、洗浄確認を容易にするため、ワンタッチでバスケットを簡単に昇降するバスケットリフトアップ装置を搭載することができます。
・ユーザーのお困りごとに合わせて様々なオプションのご提案、新規設計も可能です。お気軽にご相談ください。