遠心分離機とは、液体中に分散した固体や比重の異なる液体を遠心力を利用して分離する装置です。

例えば、洗濯機の脱水機能も遠心分離の一種です。

遠心分離機の基本的な仕組みは、回転体（バスケット）を高速で回転させることで強力な遠心力を発生させ、その力で混合物を分離します。

固体は外側に押し出され、液体は内側に残ります。

遠心分離機には主に2つの種類があります。1つは「遠心ろ過分離」で、ろ材を使用して固体と液体を分離します。

もう1つは「遠心沈降分離」で、固体が液体との比重差により沈降する原理を利用します。

この装置は、化学、医薬、食品など多くの分野で利用されています。例えば、化学産業では樹脂や塗料の分離、医薬品製造では有効成分の抽出、食品産業では塩や砂糖の脱水に使用されます。

遠心分離機の利点は、迅速かつ効率的に分離ができること、高精度な分離が可能なこと、多用途性があることです。また、操作が簡単で自動化も可能なため、作業効率が向上します。

 

▼もっと詳しく知りたい方はコチラ▼