【ステンレス研磨粉の回収コストの削減と自然発火を防止したい】DMNβ
金属加工会社のH社様から「ステンレス研磨粉の回収コストの削減と自然発火の防止のために遠心分離機を使えないか」とのご相談を頂きました。
詳細をお伺いするとステンレスの研磨粉は油分を含み金属の綿のようにモコモコとした形状となり、その中に多くの油分を含みます。
そのまま廃棄すると廃金属の回収費用も嵩んでしまいます。
また、油分を含んだままの研磨粉はそのまま放置していると自然発火する危険性があるとのことでした。
そこで、この2点の問題を解決するために今回はベルト駆動の底部排出型遠心分離機(DMN型)の底部排出口を塞げる陣笠を取り付け、そこへベルトコンベア等で研磨粉を投入し高速で脱油する事で数分もかからずに脱油することが可能となりました。
こちらの遠心分離機をご使用いただいた結果、お悩みであった廃棄するステンレスの研磨粉の重量も軽くなり、廃棄コストの削減につながった。また、自然発火の危険性もなくなり火災のリスクも低くなったとの嬉しいお声をいただきました。
さらにベルトコンベアと連携させ、自動排出を行う自動運転のご提案をしたことで人が手動で排出する手間もなくなり人件費の削減にもつながったとのことです。
【POINT】研磨剤を遠心分離機に投入するための特別仕様
陣笠仕様
陣笠を設ける事で液体状ではない固体の研磨粉をバスケットに投入が可能です。
陣笠を設けない遠心分離機では研磨粉をバスケットに投入するとそのまま遠心分離機のバスケット内に研磨粉がへばりつくことなく下へ落下してしまいます。
排出時は陣笠を引き上げる事で自動排出を行えます。
全自動運転で省人化・大量処理が可能
全自動運転で自動排出を行うことにより、人が手動で排出する手間もなくなり人件費の削減にもつながります。
また、バスケットタイプの遠心分離機で重力の何百倍もの力をかけられるため、短時間で脱油がしっかり行えます。
納入企業様
金属加工会社のH社様
納入遠心分離機
遠心分離機に関するご相談、ご質問、お問い合わせは遠心分離機のパイオニアメーカー松本機械販売までお気軽にご連絡くださいませ。