MARKⅢγが「関西ものづくり新撰2021」に選定されました。

株式会社松本機械製作所はこの度、近畿経済産業局が1月20日(水)に発表した「関西ものづくり新撰2021」において、狭い場所でも設置でき、洗浄及び洗浄確認が容易にできる上部分割開閉型遠心分離機「MARKⅢγ(マークスリーガンマ)」が選定されました。

関西ものづくり新撰とは

 

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近畿経済産業局が、企業が新たに開発した「優れた」「売れる」製品・技術を「関西ものづくり新撰」として発掘・選定されています。
当社は医療の向上や健康の増進、介護の負担軽減などに効果がある製品・技術、「医療・健康・介護」の分野で選定されました。

選定いただいた理由

 

全自動遠心分離機Mark3

広さや高さが十分に取れない場所でも上部を分割開閉機構にすることにより機械の内部が従来よりも早く確実に洗浄及び洗浄確認が可能になり、低コストで異物混入のない高品質な医薬品が製造できることによって結果的に医薬品自体の価格も抑えられ、少子高齢化による医療費問題の解決にも繋がることによって今後の展開が期待できる点を評価して頂き、関西ものづくり新撰に選定いただきました。

MARKⅢγ概要

 

MARK3γ従来機のように遠心分離機の蓋ごと全てを大きく上に開く場合は48×30というサイズの遠心分離機の場合、高さが3130mm、広さが機械中心から2670mm必要です。

そこで工場の高さや広さを取ることなく洗浄しやすいようにするために機械の蓋部分を大きく2分割に開き、内部が確認できるようにしたところ、高さが2570mm、広さが機械中心から1019.5mmしか必要とせず、高さで約17.9%削減、広さで約61.8%削減することに成功しました。

【削減率・高さ:17.9%・広さ:61.8%】

 

MARKⅢγ 上部開閉時 設置図

今回の新製品により、従来機では導入できなかった狭く高さ制限のある工場や研究室でも洗いやすく洗浄確認がしやすい遠心分離機を使用することができるようになりました。

これにより、製品切り替え時に遠心分離機内部を洗浄及び洗浄確認に要する時間が短くなり、人件費や機械搬出のコストを下げることが可能となりました。

松本機械グループは今後もお客様のご要望にお応えし、魅力ある製品を開発してまいります。

 

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