バスケットとは【Basket】
遠心分離機のバスケットとは上記の写真のように円筒形で側面に細かい穴の開いた部品である。
内部にろ布のようなろ過材を設置し、高速でバスケットを回転させることで遠心力を発生し、円筒形の内部に粉などの結晶を堆積させる。
濾過をさせず固体を沈降させるタイプの遠心沈降分離機のバスケットは円筒の側面に穴はない。
遠心沈降分離機は内部にスキミングパイプという水分を抜いていくパイプを設置、水を抜いていった後の結晶を回収する。
素材
松本機械の遠心分離機のバスケットはSUS304、SUS316、SUS316L、ハステロイ、アフロンライニング加工など濾過するものの性質に合わせてあらゆる素材を用いて製造する。
また、濾過するものに合わせて穴のサイズや穴の量を調整してオーダーメイドで製造が可能。
バスケットの種類
バスケットフラットタイプ
バスケットの底を洗浄しやすようにバスケットの底がフラットになっている。
バスケットの底に手が届くために底まできれいに拭き上げることが可能。
バスケット低振動タイプ
バスケットと主軸の嵌り込みを深くし、バスケットの重心を低く安定させている。
重心が低いためバスケットの回転が安定し、遠心分離機本体の振動を軽減させることが可能。
バスケットの便利なオプション
バスケットリフトアップ
バスケットが上昇することによってバスケットとケーシングの間に手を入れて洗浄し、問題なく洗浄が完了したかの目視確認が可能。
洗浄と洗浄確認時間が早くなることにより、製品の製造切り替え時間の短縮に繋がる。